EC-CUBEに構造化データ(Product/FAQ JSON-LD)を入れるメリットと、3つの実装方法
EC-CUBEは標準では商品ページに構造化データを出力しません。つまり、何もしなければGoogleもAIも、あなたの商品を「HTMLから推測」しています。構造化データは、その推測を「宣言」に変える仕組みです。
構造化データとは
ページの内容を、schema.orgで決められた語彙(Product、Offer、FAQPage など)で機械可読に記述したものです。現在の推奨形式はJSON-LDで、<script type="application/ld+json"> としてHTMLに埋め込みます。見た目には一切影響しません。
入れると何が変わるか
- 検索結果がリッチになる:価格・在庫・星評価が検索結果に表示される(商品リッチリザルト)。クリック率に直結します。
- AI検索に正確に理解される:ChatGPT検索やPerplexityは構造化データを読み、商品名・価格・評価を回答に使います。
- Googleショッピングの無料リスティングの土台になる:Merchant Centerとの連携で、フィードと構造化データの一致が求められます。
- FAQが検索結果・AI回答に引用される:
FAQPageでマークアップした質問と答えは、そのまま引用されやすい形です。
商品ページに入れる3種類
| 種類 | 主な項目 | データの出どころ(EC-CUBE) |
|---|---|---|
| Product | name, description, image, sku, brand, offers(price, priceCurrency, availability, url), aggregateRating | 商品名・説明・画像・商品コード・価格・在庫・レビュー |
| BreadcrumbList | カテゴリ階層の各項目(name, item) | 商品カテゴリ |
| FAQPage | Question / Answer の組 | 商品ごとのFAQ(標準には欄がないため、フリーエリアや拡張フィールド) |
Product JSON-LDの例
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Product",
"name": "丹後ちりめん ストール(藍)",
"description": "京都・丹後の織元が仕上げた絹100%のストール。…",
"image": ["https://example.jp/upload/save_image/stole_ai_01.jpg"],
"sku": "ST-AI-01",
"brand": { "@type": "Brand", "name": "Example Textile" },
"offers": {
"@type": "Offer",
"price": "14300",
"priceCurrency": "JPY",
"availability": "https://schema.org/InStock",
"url": "https://example.jp/products/detail/12"
},
"aggregateRating": { "@type": "AggregateRating", "ratingValue": "4.6", "reviewCount": "18" }
}
aggregateRating は実際のレビューがある商品にだけ出力します。件数ゼロで出すとガイドライン違反になります。
実装方法は3つ
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. テンプレートにTwigで直接書く | 商品数が少なく、制作会社が保守している | 価格・在庫・規格の分岐を自分で書く。バージョンアップ時に追随が必要 |
| 2. Customize配下でイベント/サービスとして実装 | 社内に開発者がいる | もっとも柔軟。FAQ欄の追加や、レビューツール連携も自作 |
| 3. プラグインを使う | 開発者を抱えず、全商品に一括で入れたい | 出力内容の検証(後述)は自分で行う |
入れたあとに必ず確認すること
- Googleのリッチリザルト テストで商品ページのURLを検証し、エラーがないこと。
- 価格・在庫がページの表示と一致していること(ズレはペナルティ対象)。
- Search Consoleの「拡張」レポートで、商品スニペットの有効件数が増えていくこと。
EC-CUBEでの実装(プラグイン)
AI Product Studioは、EC-CUBE 3.0/4.0〜4.3の商品ページに Product/BreadcrumbList/FAQPage のJSON-LDを自動出力するプラグインです。価格・在庫・規格は商品データから取り、レビュー評価はEC-CUBE標準レビュー機能またはU-KOMIから自動検出してaggregateRatingに反映します。構造化データの出力は無料版に含まれています。
商品説明の下書きと構造化データを、EC-CUBEの管理画面で
AI Product Studioは無料で始められるEC-CUBEプラグイン。商品登録画面で説明・キャッチコピー・meta・FAQをAIが下書きし、Product/FAQPageの構造化データとllms.txtを自動出力します。
無料で始める →